「貝」の鑑賞は一区切りつきましたが、映画館には足しげく通っています。
去年もたついて結局見ずじまいになり、後悔している映画も多かったので。
(「ダークナイト」と「クライマーズ・ハイ」と「闇の子供たち」はやはり行っておくべきだった……)


最近の傾向は「貝」のせいってわけでもないのだけれど
エンタメ系より「見ておいた方がいいのでは」と思う映画に行っています。
これは別にそうしたいと思って行ってるわけではないのだけれどね。
今の私がそういうものを選ぶ精神状態なのでしょう。



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「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」
2部作一気見。
単に「28歳~」の方を見ていなかったから予定の関係でハシゴしましたが
一気見でよかったかも。
Part1「え!?ここで終わり!?」ってとこで終わるんだもの(笑)
私の乏しい歴史の知識では全然追いつけませんでしたが
見てよかった。
ソダーバーグ監督、素晴らしいですね。
そしてなんといってもこの映画の成功はベニチオ・デル・トロという名優あってこそ。
ゲバラその人が映画に出ているかのように思える。


去年「実録・連合赤軍あさま山荘への道」を見て、
自分達の理想のために銃をとったことが理解できなかったんですが
「28歳~」のゲバラ達の革命の成功を見てみると
「革命(武力)で世界が変えられる」と赤軍派のメンバー達が思ったのも無理なかったんだな、と思えました。
逆に彼らはそれだけ世界の方に目を向けていたんだって。



そして「39歳~」の方は
アメリカ恐るべし…………



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「誰も守ってくれない」

主演の佐藤浩市さんに話をもってきた企画側は
「フ○テレビも社会派映画を作ろうと思うんです」
と書いていたそうだが、浩市さんが
「社会派映画なんて定義自体がナンセンス」と前々から思っていて
この映画は「エンターティメント」として演じたそうだ。
その話のとおり、難しい題材ながらかなり見やすく作られている。

吾郎ちゃんが「貝」のことを語っているスマステのHP(月イチ)で
「やっぱりモチベーションが大事」と言っているように
その映画に対しての取り組み方がやっぱり画面に表れる。
監督・脚本の君塚さんがずっと描きたかったテーマなんですよね。
それが伝わってくる。

モノを作る人にはやっぱり「これが作りたいんだ」って思っているものを作ってほしい。


そして浩市さんがいいんだよね。
うらぶれた中年刑事がすごくお似合い(笑)
いい役者さんですよね。
引く手あまたなのがわかる。

個人的には松田龍平くんがキャラが強いけれど「やりすぎ」でないのがいいかな。









ところで予告編を見てびっくり

「13日の金曜日」ってまたやるんだ……

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