「私は貝になりたい」は中居正広にとって特別な映画。
ならば私にとってもいろんな意味で特別にならざるをえません。
このカテゴリーでは私が「貝」についていくつか思ったことについて書き記していきたいと思います。

それから、私は基本は映画は「できあがって見たものがすべて」と思っておりますが
このカテゴリーでは発売されているシナリオ本についてにも触れたいと思います。


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今回私は幸運にも、映画の初見を中居さんの舞台挨拶があるプレミア試写会で見ることができました。

とにかく見る前から初見の後はすぐ、中居さんの顔が見たかった。

映画の内容がわかっているだけにショックを受けることは分かっていたから。

でも実際に見た時、何よりショックだったのは映し出された処刑そのもののシーンよりも

「もう人間なんていやだ」という遺書を読む中居さんの声。

遺書の内容は事前に知っていましたし、それをナレーションするのもわかっていました。
それより何より遺書を読んでいるのは豊松であって、中居さんではない。

でも中居さんの声で、あんな声であの文言を言われるのがあれほどショックに感じるとは自分でも思いませんでした。

だからそのすぐ後に新聞に載ったインタビューの

「つらいことや嫌なことがいっぱいでも人間の方がいい。ぼくは生まれ変われるとしても貝にはなりたくない」というひと言にどんなに救われたことか。


そのひと言に私は「安心して」映画そのものを見ることができるようになりました。


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まったく確認なんてできないんですが
自らの足でロープに向かうこの時、

「もう人間なんていやだ」

この言葉がナレーションで流れるあの一瞬だけ

豊松の表情に、独房の暗闇で見せていたあの修羅の表情が浮かぶような気がしてなりません。



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ファミクラに貼ってある中居さんのサイン入りの「貝」のポスターの下の方に


「追伸、本当は貝はイヤッ」


って書いてあるらしい(笑)

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