フ○の双璧の腕に感心

スマステ、月イチ。
ストラップかわいいなー、私もほしい。


５位の作品の時のコメントは「ごろちゃん、ステキ～♪」と思いつつも、
こちらが脇汗かきそうで（苦笑）
ごろちゃんファンは気が気じゃないだろう（でも端で聞いてる分にはすごいおもしろいの（笑））


「ブーリン家の姉妹」は好みだよね、と思っていたらやっぱり。
そのわりに順位は意外だった。
私も最初キャスティングは逆だと思っていたよ。
でも多分、姉役の方がおいしいんだろうね。
ナタリー・ポートマンは顔が好きなのさ。
あの目がまたいいのよー。



で、ラインナップの中で唯一観ていた「容疑者Ｘの献身」。

観た感想は全て吾郎ちゃんに言われちゃった感じかな（笑）
さすがーとか思っちゃいましたよ。


そう、映画館でエンドロールに亀○Ｐと○多Ｐのクレジットが上がってきた時、
ああ、そうだったよね～と思い出し、
つくづくこの双璧の企画の腕に感心しちゃいましたよ。


亀○Ｐの話によれば
ドラマと映画の企画は別々に進行していて、たまたまオファーした時期が重なって
「それならいっしょに進めちゃおう」ってことになったそうで。

その話がどこまでホントかわかりませんが（←おいおい（笑））

ドラマと映画のコラボの仕方が実にうまかった。


映画「容疑者Ｘの献身」はよくできたおもしろい映画だと思います。
その成功の理由は
映画「容疑者Ｘの献身」は「容疑者Ｘの献身」の映画化であり
けっして「ガリレオ」の映画化ではないから、ということ。

「容疑者Ｘの献身」のまま映画化するためにも
ドラマ「ガリレオ」はなくてはならなかった。

吾郎ちゃんは「フリ」と言いましたが
すなわち
ドラマ「ガリレオ」は湯川学というキャラクターをキャラ立ちさせるためのもの。
１０話使って、吾郎ちゃんの言葉で言えば「市民権を得させた」。

この話で福山くんが登場しただけで
このキャラがどんな人物かが一発で説明できるまでにしたということ。

なぜそんなことをしたのか？
それをしておけば、映画で「湯川学」の描写に必要以上に時間をとられることなく
じっくりと「容疑者Ｘの献身」という作品を描くことができるから。

もともと「容疑者～」の原作では湯川先生はあくまで脇役にすぎない。
真の主役は石神だし、犯人を追っているのは草彅刑事で
「ガリレオ」はまたその奥にいるキャラクター。

この原作のバランスを崩さずに映画でも描くには
「変人ガリレオ」と呼ばれる天才のことを先に観客にわかっていてもらう必要がある。


小説の成り立たせ方といっしょですよね。
まず「ガリレオ」の原作があって、「容疑者Ｘの献身」にも登場する。

「Ｘ～」の話はあくまで石神の話だし、
その「献身」を映画は描きたかったのでしょうけれど
映画単独ではそれを成り立たせるのは難しい。


それでドラマとの「コラボレーション」


「福山さんがミュージシャンていうのもよかったのでは」
という吾郎ちゃん、ほんと鋭い（笑）
映画の湯川先生、あんまりおいしくないからね。
本業が役者さんの方だとフラストレーションたまったかも。


でもドラマを見て、湯川先生好きって言う人は
結構きゅんときたのでは。
ドラマてずっと変人ぷりに笑わせてもらっていたので
結構人間的なところに好感度アップです。


コウちゃん演じる薫はいらないって声が多いけれど、

ドラマを見て、映画を観ると彼女必要だったのかな、と思えます。

湯川先生を動かすのにね。


原作では吾郎ちゃんいうところの「アレ」（のことだと思うんだよなー）が
湯川を動かしたけれど

映画は薫の一途さ、だね。

だから一層「アレ」はなかった方がいい感じで終われたよねー、うん。





しかしお台場の双璧はやっぱりすごいです。