本日のテリーさんのニッポン放送のラジオに中居さんが出演した時のトークの抜粋です。
北京の野球の話について。
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アナ「あらためて今日のお客様、ニッポン放送、土曜夜11時からの放送『サムガールSMAP』でおなじみ中居正広さんです」
中居「どうも〜、こんにちは〜〜〜……こんにちはっ」
テリー「(笑)(北京から)帰ってきましたねえ!(笑)」
中「帰ってきましたねえ(笑)、はい、もう1時間くらいになりますけどね」
テ「ものすごく元気よく行きましたね(笑)」
中「元気よく行きましたね(笑)」
テ「”いってきまーーーーす!!!”ってなんか成田から行きましたね」
中「行きましたね(笑)」
テ「で、帰ってきました(笑)」
中「帰って……きましたね?」
(言い方が不思議そうだったので一同爆笑)
テ「普通ね、もうなんかほとぼりがさめるまで戻ってこないのかと思ったら、帰ってきましたよね!(笑)」
中「帰ってきて…飄々といいとも出てましたね(笑)」
(一同笑)
テ「で、この番組も来てくれた」
中「ありがとうございます」
テ「まず日本中がですね、」
中「何を聞きたいんですか、テリーさんは」
テ「もちろん野球の件ですよ、日本中が中居さんの今の発言を注目してますよ」
中「なんすか、それはどういうことですか」(←しらばっくれ(笑)」
テ「どうしたんですか、まず。どうして……どうしちゃったんですか、この日本(の野球)は。さらにどう感じました?僕、ほんと聞きたかったんです」
中「僕は4試合、5試合ぐらい拝見させてもらってですね、あの、大体マスコミ席ってあるんですけれども、バックネット裏からベンチの方に向かって普通のお客さんが入れないような状況の中で、で、いろんなポジションで見れるんですけれども、他のキャスターの人たちは、他の局のメインキャスターの人たちは、古田さんだとか浜田さんだとか、松岡さんだとか色んな方々が見てたんですけど、大体日本ベンチの上で見てるんですよね。で僕はここで見てても仕方ないんじゃないか、逆側で見ようと思ったんですよ。というのは、やっぱベンチを見たいわけですよね」
アナ?「中が見えますもんね」
中「ベンチの様子とダッグアウトの方、えー、ブルペンの方に誰が向かって、何回でこういう風に向かってるかを見ていたいんですね。んですね、僕がベンチで…試合内容というのはTVを通じてみなさん感じたこと、例えば継投がうんぬんだとか」
テ「岩瀬の継投だとかね」
中「はい、作戦面というのはもちろん監督のね、思惑があったんでしょうけども、それ以上に僕はものすごくベンチを気にしながら見てたんですけども、やっぱりですね…声が出てなかったですね」
テ「(ああ、という感じのため息、ちょっと間)……川?がね」
中「はいはい」
テ「ケガをして、ずっとグローブ嵌めて、立ってずっと出てましたよね、彼は声が出てなかった……」
中「あれはずーっと川?……川?だけ声が出てましたね。川?”だけ”、ですね。1回から9回まで表ウラ関係なくずっと声を、えーベンチの1番前の、最前列で声をかけてましたのは川?”だけ”でしたね。」
テ「何で声が出てなかったんですか?それじゃあ」
中「それはですね。僕は、そこのところ、まあ自分のほんとに素人的な感じですけれども…主将が宮本選手、キャプテンが。ただあの中に”リーダー”がいなかったんじゃないかなって。リーダーとキャプテンていうのはまたちょっと違うのかな、と思ったんですけれども。”リーダー”がいなかったですね」
テ「ようは選手と宮本さんとの間がちょっと離れていた、と?」
中「えっと、宮本さんは基本的にベンチにいる時は、星野さんがいて、(山本)浩司さんがいて、大野さんがいて、攻められている時…えっとあの守っている時はそっちの方にいるんですね。で攻撃している時にも基本的には浩司さんの隣だとか、監督の隣にいたんですよ。決して選手の輪の中に入って、ベンチの中を温めるというタイプではなかったですね。それはWBCもそうでしたし、予選の時もそうでしたけど。ただ、それはキャプテンとして主将として宮本さんはそういうやり方をしたんでしょう。それも悪くないと思うんですけれども、ただ、じゃあ、この選手が一丸となっている中に一人リーダーがほしかったな、って」
テ「WBCの時はそれがイチローでしたね」
中「イチローでしたね。中に入って、決して監督、コーチの隣にいることはなかったんですけれども。宮本さんはたぶんいろんな指示もして、監督からの指示も選手に伝えていたんでしょうけれども。あのチーム、ん、選手の中にリーダー、選手の中にキャプテンが一人いたらちょっと違っていたんじゃないかってことを感じましたね」
テ「じゃまずリーダーが」
中「はい」
テ「リーダーがいなかったってことで。まずそれが一つ」
中「はい」
テ「あとどんなことを感じました?」
中「あとは…そうですねえ……結局技術的なことはもちろんそうですし、ストライクゾーンが違うだとか、継投だとか、エラーした選手、ミスをした選手を出すだとか、っていうのはもちろん監督の思惑だとか作戦なので、これは僕なんかがとやかく言うことではないと思うんですね。で、やっぱりメンタル的なところでやっぱりハングリー精神に欠けてたんじゃないか、って。ハングリー精神がないとやっぱり崖っぷちに立った時の踏ん張りっていうのがきかないと思うんですよね。そこらへんが日本のチームには欠けてたんじゃないかなとは感じましたね」
テ「そこんところはね」
中「はい」
テ「一番最後に韓国がね、日本に勝った時、選手がうずくまってましたよね」
アナ「ウイニングボールを掴んだライトの選手ですね」
(中居さんも同意)
テ「うずくまってましたね。日本の選手がもしああいう状況で勝ってもうずくまるパワーほどのパワーがあるのか。僕はね、真似るとこたくさんあったと思うんですよ、韓国チーム。あとね、はっきり言ってアメリカチームのこと日本でバカにしてたじゃないですか、メジャーじゃない、とか。3Aだとか、大学生だとか、
っていうことですよ。でも、もしかして彼らの方がメジャーにいけるかもしれない、ってハングリー精神があったかもしれない。韓国も、それこそキューバも含めてアメリカも含めて何がよかったんですか?」
中「あのー、日本の選手というのは、やっぱりペナントレース中、日本のペナントレース、プロ野球界というのはすっごく恵まれているんですね。それは経済的にもそうですし、設備もそうですし、ロッカールームとか球場だとか給料だとか、全部恵まれている環境の中ですよね。今回韓国の選手、あるいは台湾の選手、3Aの選手っていうのは今回バックネット裏にはですね、あらゆるスカウトマンがいるわけですよ。ここで見せないと、ここで見せればアメリカン・ドリーム、もしかしたらメジャーでプレイできるかもしれない、ってそういう気持ちがあったかもしれないですよね。日本のプロ野球選手はもしかしてメジャーにいかなくても十分食っていけるし、スターでいられるしっていうのがありますよね。韓国はやっぱりよくもらっても、ほんとに一流選手でも5千万くらいなんですね、年俸が。アメリカにいけばその10倍ですよね。もっとですよね。10倍から20倍くらいですよね。で、日本の選手っていうのはたぶんいい選手になれば1億、2億、3億もらえるわけじゃないですか。」
テ「今回行ってる選手を見ると、1億2億ざらですもんね」
中「そう考えると3Aの選手もそうですし、メジャーのスカウトがこのピッチャーはいい、このバッターはいいっていうことになればもちろんメジャーとして、1軍として引き抜かれるわけですから、そういうところもあったんじゃないかなあって。やっぱりメンタル的な部分、もっといい意味での”雑草魂”、やっぱりエネルギッシュなプレイ、一瞬一瞬メンタル的な部分も出たんじゃないかなあって。感じましたけどね」
テ「あと中居さんね、立場もあるし、どうしても星野さんなんかとも仲いいし、色々あると思うんですよ」
中「ええ」
テ「そうするとなかなかね、難しいかもわかりませんけども、星野采配ってのはどうでした?」
中「……これもあの………ねえ?結局たらればの話になってしまうので…結局結果が残ってないから言われるわけですよね。結果が残っていれば、例えばじゃ岩瀬を引っぱったことだとか、岩瀬が結果を残せば、さすが星野監督、やっぱり気持ちだってこれが功を奏したな、って言われるし、あと例えばミスをしてしまった選手、GG佐藤、あれが例えばホームラン打って逆転したら、やっぱり星野監督、って言われるわけですよ。そう考えると…やっぱり結果なんですよ」
テ「うーん…」
中「全て結果で…やっぱりグラウンドで結果を出していく選手、ですね。やっぱり選手が結果を出せば、監督の株も上がるでしょうし、そこらへんの兼ね合いっていうのが難しいと思ったんですけれども。よく上に立つ人がなんかこう切羽詰まった時に”どうなってもいい、思い切ってやれ”と、”俺が責任をとるから”ってよく聞くじゃないですか。全部俺が責任をとるから、って。僕はよくわかんないんですけれども。責任てなんなのかな、っていうのがあったりするんですよね。責任の意味が大分なんか、なんかちょっとかけ間違え始めてきてる(?)かなあ、って。時代を追うごとに。昔は責任をとるんだ、って、あ、この人全部責任をとるんだって漠然と考えていたんですけれども、でもよく考えるとこの「責任をとる」ってどういう意味なのかなって。例えばTV界で僕が”責任をとる”ってやめちゃいますよね。じゃ残された人間はなんにも罰されることなく一生保障されるか、っていうわけでもないですよね。例えば選手もそうですよね。責任をとるから、って言って、じゃあのGG佐藤のあのエラーが帳消しになるわけでもないですよね。その責任をとるっていうのはもちろん根拠をもたなきゃならないんでしょうけれども、ちょっとあんまり安易に使ってはいけない言葉だな、とちょっと思いましたね。
だからあの、星野さん、継投の中で一つ僕が感じたのは、もしかして勝負師よりももしかして優しさが出てしまったんじゃないかな、とちょっと感じましたね。これは勝負師だったらたぶん、どんどんどんどん切り替えていくでしょうし、その温情だとかみたいなものは出てこなかったと思うんですけれども、少し…ちょこっと優しさが、人間としての優しさが、作戦面、継投面でもしかして出てしまったのかもしれない、ってちょっと感じましたね」
テ「公式戦の采配だったらよかったかもしれないけれど…」
(一同同意?)
中「僕は監督でいいますと、WBCは誰?っていろんな話出てますけども、その、星野さんがやった方がいいんじゃないか、王さんがだめなら落合さんがいいや、古田さんがいいんじゃないか、ノムさんがいいんじゃないか、ヒルマンさんがいいんじゃないか。僕は監督に関してですけれども、僕はアマチュアの人でいいのかな、とちょっと思ったりもしてるんですよね」
テ「そういうのもありますよね、うん」
中「ねえ?それこそやっぱ(オリンピックは)アマチュアの大会で、プロが途中から、シドニーから入ってきたわけじゃないですか。やっぱアマチュアの人の思いっていうのも担いでいるわけですよね。そこでもちろんプロの人が入る…WBCはもちろんプロの世界かもしんないですけれども。別にアマチュアの監督でも、今度はロンドンないとはいえ、今度(野球がある時)のオリンピックは僕はアマチュアの監督がいいな、と思ってたりするんですけれども…」
テ「アマチュアの監督だったら、アマチュアでも勝てるかもわかんない」
中「ええ」
アナ「確かにそうですね」
テ「それをやったのが、ほら、USAなんだよ」
中「うん………監督が、あの、有名な人、力が強いとか有名な人だとかっていうと……やっぱグラウンドに出てやるのは選手ですから」
アナ「ええ」
テ「そうだよね」
中「コミュニケーションとったりだとか、その距離感てすごく難しいと思いますから……監督ってそんなにメジャーな人でなくとも僕はいいんじゃないかな、っていう」
テ「それは当たってますよ」
中「やっぱり(表に)出てくるのは……じゃ、僕はキャスターやらさせてもらいました。僕らキャスターはメインじゃないですから。メインキャスターとかいいますけど、メインでもなんでもなくて、グラウンドに立ってる人、アスリートの方々、選手のみなさんがメインであって、オリンピックというのは。僕らががーがーがーがー自分の感情でガッて言うのもちょっとおかしいのかな、とか。そこらへんね、やっぱりね、監督も何々ジャパンて言いますから、そこが顔になるんでしょうけれども、何々ジャパンて謳われるんでしょうけれども、やっぱりやるのは選手ですから、そんなにメジャーな人でも影響力のある人でなくても、僕はいいんじゃないかなって、思ったりもしますけれどもね」
テ「そういうことです!うーん、ね、熱くなりました!(笑)」
中「すみません、申しわけございません!(笑)」
テ「とんでもない!(笑)」
アナ「それではこの夏思い出となった曲8月13日にリリースされた……」
(曲紹介があって「この瞬間〜」がかかる。)
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野球話の分はこれで終わりです。
「中居さんはどう感じたんですか?」
それが聞きたかったんです。
テリーさん、ありがと。
北京の野球の話について。
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アナ「あらためて今日のお客様、ニッポン放送、土曜夜11時からの放送『サムガールSMAP』でおなじみ中居正広さんです」
中居「どうも〜、こんにちは〜〜〜……こんにちはっ」
テリー「(笑)(北京から)帰ってきましたねえ!(笑)」
中「帰ってきましたねえ(笑)、はい、もう1時間くらいになりますけどね」
テ「ものすごく元気よく行きましたね(笑)」
中「元気よく行きましたね(笑)」
テ「”いってきまーーーーす!!!”ってなんか成田から行きましたね」
中「行きましたね(笑)」
テ「で、帰ってきました(笑)」
中「帰って……きましたね?」
(言い方が不思議そうだったので一同爆笑)
テ「普通ね、もうなんかほとぼりがさめるまで戻ってこないのかと思ったら、帰ってきましたよね!(笑)」
中「帰ってきて…飄々といいとも出てましたね(笑)」
(一同笑)
テ「で、この番組も来てくれた」
中「ありがとうございます」
テ「まず日本中がですね、」
中「何を聞きたいんですか、テリーさんは」
テ「もちろん野球の件ですよ、日本中が中居さんの今の発言を注目してますよ」
中「なんすか、それはどういうことですか」(←しらばっくれ(笑)」
テ「どうしたんですか、まず。どうして……どうしちゃったんですか、この日本(の野球)は。さらにどう感じました?僕、ほんと聞きたかったんです」
中「僕は4試合、5試合ぐらい拝見させてもらってですね、あの、大体マスコミ席ってあるんですけれども、バックネット裏からベンチの方に向かって普通のお客さんが入れないような状況の中で、で、いろんなポジションで見れるんですけれども、他のキャスターの人たちは、他の局のメインキャスターの人たちは、古田さんだとか浜田さんだとか、松岡さんだとか色んな方々が見てたんですけど、大体日本ベンチの上で見てるんですよね。で僕はここで見てても仕方ないんじゃないか、逆側で見ようと思ったんですよ。というのは、やっぱベンチを見たいわけですよね」
アナ?「中が見えますもんね」
中「ベンチの様子とダッグアウトの方、えー、ブルペンの方に誰が向かって、何回でこういう風に向かってるかを見ていたいんですね。んですね、僕がベンチで…試合内容というのはTVを通じてみなさん感じたこと、例えば継投がうんぬんだとか」
テ「岩瀬の継投だとかね」
中「はい、作戦面というのはもちろん監督のね、思惑があったんでしょうけども、それ以上に僕はものすごくベンチを気にしながら見てたんですけども、やっぱりですね…声が出てなかったですね」
テ「(ああ、という感じのため息、ちょっと間)……川?がね」
中「はいはい」
テ「ケガをして、ずっとグローブ嵌めて、立ってずっと出てましたよね、彼は声が出てなかった……」
中「あれはずーっと川?……川?だけ声が出てましたね。川?”だけ”、ですね。1回から9回まで表ウラ関係なくずっと声を、えーベンチの1番前の、最前列で声をかけてましたのは川?”だけ”でしたね。」
テ「何で声が出てなかったんですか?それじゃあ」
中「それはですね。僕は、そこのところ、まあ自分のほんとに素人的な感じですけれども…主将が宮本選手、キャプテンが。ただあの中に”リーダー”がいなかったんじゃないかなって。リーダーとキャプテンていうのはまたちょっと違うのかな、と思ったんですけれども。”リーダー”がいなかったですね」
テ「ようは選手と宮本さんとの間がちょっと離れていた、と?」
中「えっと、宮本さんは基本的にベンチにいる時は、星野さんがいて、(山本)浩司さんがいて、大野さんがいて、攻められている時…えっとあの守っている時はそっちの方にいるんですね。で攻撃している時にも基本的には浩司さんの隣だとか、監督の隣にいたんですよ。決して選手の輪の中に入って、ベンチの中を温めるというタイプではなかったですね。それはWBCもそうでしたし、予選の時もそうでしたけど。ただ、それはキャプテンとして主将として宮本さんはそういうやり方をしたんでしょう。それも悪くないと思うんですけれども、ただ、じゃあ、この選手が一丸となっている中に一人リーダーがほしかったな、って」
テ「WBCの時はそれがイチローでしたね」
中「イチローでしたね。中に入って、決して監督、コーチの隣にいることはなかったんですけれども。宮本さんはたぶんいろんな指示もして、監督からの指示も選手に伝えていたんでしょうけれども。あのチーム、ん、選手の中にリーダー、選手の中にキャプテンが一人いたらちょっと違っていたんじゃないかってことを感じましたね」
テ「じゃまずリーダーが」
中「はい」
テ「リーダーがいなかったってことで。まずそれが一つ」
中「はい」
テ「あとどんなことを感じました?」
中「あとは…そうですねえ……結局技術的なことはもちろんそうですし、ストライクゾーンが違うだとか、継投だとか、エラーした選手、ミスをした選手を出すだとか、っていうのはもちろん監督の思惑だとか作戦なので、これは僕なんかがとやかく言うことではないと思うんですね。で、やっぱりメンタル的なところでやっぱりハングリー精神に欠けてたんじゃないか、って。ハングリー精神がないとやっぱり崖っぷちに立った時の踏ん張りっていうのがきかないと思うんですよね。そこらへんが日本のチームには欠けてたんじゃないかなとは感じましたね」
テ「そこんところはね」
中「はい」
テ「一番最後に韓国がね、日本に勝った時、選手がうずくまってましたよね」
アナ「ウイニングボールを掴んだライトの選手ですね」
(中居さんも同意)
テ「うずくまってましたね。日本の選手がもしああいう状況で勝ってもうずくまるパワーほどのパワーがあるのか。僕はね、真似るとこたくさんあったと思うんですよ、韓国チーム。あとね、はっきり言ってアメリカチームのこと日本でバカにしてたじゃないですか、メジャーじゃない、とか。3Aだとか、大学生だとか、
っていうことですよ。でも、もしかして彼らの方がメジャーにいけるかもしれない、ってハングリー精神があったかもしれない。韓国も、それこそキューバも含めてアメリカも含めて何がよかったんですか?」
中「あのー、日本の選手というのは、やっぱりペナントレース中、日本のペナントレース、プロ野球界というのはすっごく恵まれているんですね。それは経済的にもそうですし、設備もそうですし、ロッカールームとか球場だとか給料だとか、全部恵まれている環境の中ですよね。今回韓国の選手、あるいは台湾の選手、3Aの選手っていうのは今回バックネット裏にはですね、あらゆるスカウトマンがいるわけですよ。ここで見せないと、ここで見せればアメリカン・ドリーム、もしかしたらメジャーでプレイできるかもしれない、ってそういう気持ちがあったかもしれないですよね。日本のプロ野球選手はもしかしてメジャーにいかなくても十分食っていけるし、スターでいられるしっていうのがありますよね。韓国はやっぱりよくもらっても、ほんとに一流選手でも5千万くらいなんですね、年俸が。アメリカにいけばその10倍ですよね。もっとですよね。10倍から20倍くらいですよね。で、日本の選手っていうのはたぶんいい選手になれば1億、2億、3億もらえるわけじゃないですか。」
テ「今回行ってる選手を見ると、1億2億ざらですもんね」
中「そう考えると3Aの選手もそうですし、メジャーのスカウトがこのピッチャーはいい、このバッターはいいっていうことになればもちろんメジャーとして、1軍として引き抜かれるわけですから、そういうところもあったんじゃないかなあって。やっぱりメンタル的な部分、もっといい意味での”雑草魂”、やっぱりエネルギッシュなプレイ、一瞬一瞬メンタル的な部分も出たんじゃないかなあって。感じましたけどね」
テ「あと中居さんね、立場もあるし、どうしても星野さんなんかとも仲いいし、色々あると思うんですよ」
中「ええ」
テ「そうするとなかなかね、難しいかもわかりませんけども、星野采配ってのはどうでした?」
中「……これもあの………ねえ?結局たらればの話になってしまうので…結局結果が残ってないから言われるわけですよね。結果が残っていれば、例えばじゃ岩瀬を引っぱったことだとか、岩瀬が結果を残せば、さすが星野監督、やっぱり気持ちだってこれが功を奏したな、って言われるし、あと例えばミスをしてしまった選手、GG佐藤、あれが例えばホームラン打って逆転したら、やっぱり星野監督、って言われるわけですよ。そう考えると…やっぱり結果なんですよ」
テ「うーん…」
中「全て結果で…やっぱりグラウンドで結果を出していく選手、ですね。やっぱり選手が結果を出せば、監督の株も上がるでしょうし、そこらへんの兼ね合いっていうのが難しいと思ったんですけれども。よく上に立つ人がなんかこう切羽詰まった時に”どうなってもいい、思い切ってやれ”と、”俺が責任をとるから”ってよく聞くじゃないですか。全部俺が責任をとるから、って。僕はよくわかんないんですけれども。責任てなんなのかな、っていうのがあったりするんですよね。責任の意味が大分なんか、なんかちょっとかけ間違え始めてきてる(?)かなあ、って。時代を追うごとに。昔は責任をとるんだ、って、あ、この人全部責任をとるんだって漠然と考えていたんですけれども、でもよく考えるとこの「責任をとる」ってどういう意味なのかなって。例えばTV界で僕が”責任をとる”ってやめちゃいますよね。じゃ残された人間はなんにも罰されることなく一生保障されるか、っていうわけでもないですよね。例えば選手もそうですよね。責任をとるから、って言って、じゃあのGG佐藤のあのエラーが帳消しになるわけでもないですよね。その責任をとるっていうのはもちろん根拠をもたなきゃならないんでしょうけれども、ちょっとあんまり安易に使ってはいけない言葉だな、とちょっと思いましたね。
だからあの、星野さん、継投の中で一つ僕が感じたのは、もしかして勝負師よりももしかして優しさが出てしまったんじゃないかな、とちょっと感じましたね。これは勝負師だったらたぶん、どんどんどんどん切り替えていくでしょうし、その温情だとかみたいなものは出てこなかったと思うんですけれども、少し…ちょこっと優しさが、人間としての優しさが、作戦面、継投面でもしかして出てしまったのかもしれない、ってちょっと感じましたね」
テ「公式戦の采配だったらよかったかもしれないけれど…」
(一同同意?)
中「僕は監督でいいますと、WBCは誰?っていろんな話出てますけども、その、星野さんがやった方がいいんじゃないか、王さんがだめなら落合さんがいいや、古田さんがいいんじゃないか、ノムさんがいいんじゃないか、ヒルマンさんがいいんじゃないか。僕は監督に関してですけれども、僕はアマチュアの人でいいのかな、とちょっと思ったりもしてるんですよね」
テ「そういうのもありますよね、うん」
中「ねえ?それこそやっぱ(オリンピックは)アマチュアの大会で、プロが途中から、シドニーから入ってきたわけじゃないですか。やっぱアマチュアの人の思いっていうのも担いでいるわけですよね。そこでもちろんプロの人が入る…WBCはもちろんプロの世界かもしんないですけれども。別にアマチュアの監督でも、今度はロンドンないとはいえ、今度(野球がある時)のオリンピックは僕はアマチュアの監督がいいな、と思ってたりするんですけれども…」
テ「アマチュアの監督だったら、アマチュアでも勝てるかもわかんない」
中「ええ」
アナ「確かにそうですね」
テ「それをやったのが、ほら、USAなんだよ」
中「うん………監督が、あの、有名な人、力が強いとか有名な人だとかっていうと……やっぱグラウンドに出てやるのは選手ですから」
アナ「ええ」
テ「そうだよね」
中「コミュニケーションとったりだとか、その距離感てすごく難しいと思いますから……監督ってそんなにメジャーな人でなくとも僕はいいんじゃないかな、っていう」
テ「それは当たってますよ」
中「やっぱり(表に)出てくるのは……じゃ、僕はキャスターやらさせてもらいました。僕らキャスターはメインじゃないですから。メインキャスターとかいいますけど、メインでもなんでもなくて、グラウンドに立ってる人、アスリートの方々、選手のみなさんがメインであって、オリンピックというのは。僕らががーがーがーがー自分の感情でガッて言うのもちょっとおかしいのかな、とか。そこらへんね、やっぱりね、監督も何々ジャパンて言いますから、そこが顔になるんでしょうけれども、何々ジャパンて謳われるんでしょうけれども、やっぱりやるのは選手ですから、そんなにメジャーな人でも影響力のある人でなくても、僕はいいんじゃないかなって、思ったりもしますけれどもね」
テ「そういうことです!うーん、ね、熱くなりました!(笑)」
中「すみません、申しわけございません!(笑)」
テ「とんでもない!(笑)」
アナ「それではこの夏思い出となった曲8月13日にリリースされた……」
(曲紹介があって「この瞬間〜」がかかる。)
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野球話の分はこれで終わりです。
「中居さんはどう感じたんですか?」
それが聞きたかったんです。
テリーさん、ありがと。
コメント
レポ、ありがとうございます。
なんか・・・ほんとにそうですよね、テリーさんとの今までもあるし、ラジオでもある、ということがあるんですが。
もうね、ほんとに言ってる中味がね、鳥肌たっちゃいますね。
中居さんの言葉は、野球ファンでなくてもわかりやすいし、オリンピックだとかスポーツだけでない話ですよね。
昨日の今日、でもありますし。
試合の時に座った位置の選び方からも、ほんとに中居さんのクレバーさがわかってゾクゾクもしましたし。
オリンピックのMCとしての中居さんの姿がだんだん伝わってきました。ほんと、生半可な男じゃないですね。
ラジオのレポ、ありがとうございます。
これ、聞けなかったので、本当に嬉しいです。
リーダー不在と、メンタル面か、
中居、やっぱり誰かに、しゃべりたかったんだ〜。
相手がテリーさんで、良かったね。(笑)
ラジオレポ、ありがとうございました。
これこれ、こういうのずっと待っていました。
結果が残せなかったからいろいろ言われてしまうこと、
星野采配も勝負師としてよりも優しさが出てしまったとか、
とてもわかりやすい言葉で語ってくれたんですね。
日本の選手の立場もわかるし、各国の事情まで
ちゃんと思いをはせているし、
中居君の優しさ、賢さまで伝わってきました。
テリーさんともいい関係なのがわかります。
いろんな人が星野ジャパンについて語っていたけど
一番納得できるような気がしました。
ラジオだけじゃもったいないですね。
テリーさん、TVで言ってくれないかしら。
レポありがとうございます^^
中居しゃんの言葉はとっても伝わるんですね。
きっと聞いていたらもっとビンビンと伝わりそう。
言葉を選びながらも
なるほどな〜と納得する内容はさすがです。
わたしもお礼を言わせてください。お忙しい中、それこそ「日本中が聞きたかった(笑)中居の言葉」を聞かせてくださって本当にありがとうございました。
サムガ・たまっち(レポ)とありましたが、今回が一番いろいろなことに踏み込んで話してくれましたね。
やっぱりユーリさんお書きのタイトルどおりパーソナリティのテリーさんが引き出してくれた面も大きいのでしょうね。
テリーさんに感謝です♪
「俺が責任をとるから」という男気があるかのような言葉の、じつは裏の空虚さ…そんな深いこと考えたこともなかったです。いつもいつも常識に凝り固まった目を開かせてくれます。
お忙しい中、レポありがとうございます。
テリーさんのラジオだからこそ聞ける
お話だったように思います。
もっと語りたいことはあるかもしれないですが
言葉を選んで、聞いてる私たちにもわかるように
話してくれてましたね。
本当にありがとうございました
むらちゃんさま、くるみさま、コスモスさま
コメントありがとうございました。
喜んでいただけて幸いです。
内容がたぶん多くの中居ファンが待っていたような内容だったので、レポしてみました。
これで北京に「。」をし、ライブモードになれそうですね。