中居さんの「貝」の発表があったすぐ後くらいに
この映画の存在を知った。

私はこういう時の偶然は「縁」だと思うようにしている。

そして10ヶ月待った。

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戦後B級戦犯として裁かれた岡田資(たすく)中将の実話を映画にしたもの。

ひと言でいうならこれは
「知っておくべき」映画。

知って伝えていくべき映画。

正直ナレーションの多用等
作り方としてはひっかかることがなきにしもあらずなのだが

それ以上にこの映画が”あえて”静かに伝えようとしているものに目や耳を向けなければならない、と思う。

責任を一身に背負った司令官を
美化している、との声もある。

しかし私はそうは思わない。
むしろ美化しないように細心の注意を払って
この映画を作り上げていったのだ、と思う。

もちろん違う角度からみれば
この話もまったく違ったものになるかもしれない。

それもまた
この映画の望んだことではないだろうか。

一番大事なことは
「忘れずに」
「伝えていくこと」

そして一人一人がきちんと考えること。


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ちょっとネタバレがあります

ラスト
絞首台に向かう岡田中将。

自ら「法戦」と呼んだ裁判で
己が信念を貫き、それを認めさせ
部下を減刑を引き出し
自らは「責任をとる形」で死刑判決を受けた。

彼は映画の中で「本望」と言いました。

ある意味「納得できる死」ではなかったのでしょうか。

そして8ヶ月後
今度は「納得できぬ」形で
絞首台に上る男は

どんな人生を見せてくれるのでしょう。

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