秋の怪談

2005年11月10日 日常
昨日PTAの集まりで、私含めた担当三人のミーティング中、なぜか霊の話になる。すると、一人が両腕さすりながら
「……ダメ……私、そういうの感じるので……」と一言。
そしたら、もう一人が、
「ほんとー!?私も!」

それからしばらく霊体験話に花が咲く。
二人とも同郷の思い出話でもするように、法事で焼香の最中、体に入られた話とか、いわくつきのトンネルを車で通っていたら片手が動かなくなった話とか、夜中、目を覚ましたら目の前にいた話とか、色々。
ちなみに私と同じ町内に住んでいる一人の家には、座敷童子のような子供がいるらしい。おかっぱ頭で白い着物を着ている女の子で娘さんの夢の中にも出てきたそうだ。彼女は「雪ちゃん」と命名していた。

そういう話の途中、一人が自分の傍らを気にしていたかと思うと、二人で顔を見合わせて、急いで開いていた窓を閉めにいった。
「ちょっとねえ……いたから……」
二人ともこちらを向いて意味深に微笑んだ。

で、そこにいたらしい方は外に出ていってくれたんでしょうか。

何年か前、うちの近くに新しいトンネルが通った。でも、そのトンネル、なんとなくおかしい。同じ町内の彼女もそう感じているようだ。
実はその前に使われていた古いトンネルがあるのだが、昼でもいつも暗くて寒くて湿っていたのに、新しいトンネルができてからなんとなく明るくなった気がする。
そう話したら、二人とも

「あー、じゃきっと新しい方に移ったんだよ」

と至極当たり前のように同意してくれた。
ありがとう。


私はまったくそういう体験はない。
「チャンネルが合わないと感じないんだよね」
と、一人の彼女が言っていた。
そういうことなんだろうと思う。



一生合わなくていい。

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